光飛び散るステージに

他でもない君でこんな始末になってるんだよ

君が懐かしいあの頃

 

今回は超絶自分語り。そして超長い。重い。

嫌なら読まなくてもいいよ。

ジャニーズもあとあと出てくるよ。

ちょっとだけ昔の、私の恋の話。

 

今日はわたしにとっては一年に一度の

過去に思いを馳せる日。

 

 

 

3年前の今日、好きな人が亡くなった。

 

 

 

それはあまりにも突然な出来事だった。

 

高校入学して、同じクラスになった彼。

LINEして仲良くなって、7月の文化祭で告白(直接言えなくてLINEだった)したけどまあ玉砕したよね。

 

でもその後も仲良くて、

数学が苦手っていう共通点もあったし、どうしてもLINEを続けたくて必死に会話続けたり。

テストの後とかは「数学全然できなかった!」

みたいなLINE送れるから嬉しかったっけ。

 

高二の春の体育祭。

いつもみたいに「体育祭おつかれさまー!」

っていうLINE送ったら、これまでにないくらい

たくさんのメッセージが帰って来て。

めちゃめちゃ嬉しかったの、今でも覚えてる。

 

うちの母校は文化祭が7月にあるの。

文化祭は合唱コンクールもあるし、屋台とかお化け屋敷とかも出るし、あとは2年生と3年生は校内祭でクラス対抗のダンス大会もあってね。

 

私が最後に彼に会ったのは、

クラスの教室を使ったダンス練習があって、その練習をした土曜日。

 

忘れもしないよ。

わたし部活がかなり忙しくてさ、

放課後とかにも空いてる人はダンス練してたの。

でも部活あるし出れないしだから、いつもクラスLINEに送られてきた動画みて練習してたんだけどさ。

 

私は吹奏楽、彼は軽音。

かなり練習のゆるいバンドのベーシスト。

放課後もちょくちょく練習出てたんだろうなあ、私より全然踊れてた。

 

ええええ、わたしより踊れてんじゃん

って思ったこと、覚えてる。

 

その土曜日、朝から夕方まで練習してたんだけど私たち吹奏楽部は午前は学校で練習、午後は近くの小学校で文化祭でやるステージドリルの練習があったからお昼の1時間くらいしか出れなかったの。

 

いまあの時に戻れるならあの頃の自分に言いたい。

 

ステージドリルより大事なことがある!

あなたが好きな彼、もう二度と会えないよ!!

悪いことは言わない、自分の気持ち伝えて

今までありがとう、大好きだったよって言って!!って。

 

でもその時のわたしはそんなこと知らないわけで。

ああダンス練習もうちょいやりたかったなあ、なんて後ろ髪引かれる思いで教室を後にしたの。

 

それが生きている彼に会える最後の日だなんて

これっぽっちも思わずに。

 

彼、わりとちょこちょこ学校休みがちな人でね。

月曜日に学校来ないとかザラにあった。

ゲームが好きな人だったから、仲良い男子には「あいつまた遅くまでゲームしてただろ笑笑」とかよく言われてた。

 

そのダンス練習(土曜日)が明けた月曜日。

彼は休みだった。

 

ああ、いつものことだろうな

ちょっと寂しいな、なんて思ってた。

 

その次の火曜日もまた、休みだった。

 

今日も休みかあ、ちょっと寂しいなあ。

って。

 

水曜日。

その日は朝から、担任がワイシャツ着てた。

なんかお偉いさんでも来るのかなーって

気楽に考えてた。担任ちょっとイケメンだったからさ、ワイシャツかっこいいよな~なんて思ったりもして。笑笑

 

でもね、違った。

 

朝のホームルームの時に

「今日の昼休み、全員会議室に来なさい」

って言われた。

いつもふざけて先生に絡む男子が

「絶対行かないやつとかいるっしょ笑笑」

ってふざけて言ったらほんとにマジなトーンで

 

「絶対来い!!!!」って。

 

さすがに察した。これはただ事じゃないって。

担任のあの剣幕にビビりながら終わったホームルーム。

とはいえ一限と二限は普通にこなして。

 

お昼休みに会議室行ったの。

 

その時たまたま英語科の先生が多くいて、

一学期の定期テストも終わった直後だったし

「うちのクラスの誰かが英語のテストでカンニングでもしたのかなあ」って思ってた。

 

でもうちの学校は2年からもう文理別、講座別で授業あったから、カンニングあったらその講座で注意受けるよねって友達と話してた。

 

会議室に全員揃って、担任が話し始めた。

 

「今日は急に呼び出してごめんね。

 実は○○なんだけど……昨日亡くなった。

 俺もその話聞いたのが今朝で、正直どうしていいのかわからない。」

 

って言うようなことを話し始めた。

確か死因は、急性の心疾患。

 

全身の血の気が引いた。

開いてる窓の向こうで、植木が風に揺られてる音まで聞こえるくらい、会議室が静寂に包まれた。

先生何言ってるの?って思った。

こないだまでLINEしてたよ?って。

 

でもなんだろう、虫の知らせみたいなものかな。

どこかでこのことが想像ついてた自分もいた。

 

その後にお通夜がいつだとか、お葬式がいつだとか、そういう話してたけど正直覚えてない。

 

ただひとつ覚えてるのは、

「落ち着いた人から授業戻りなさい」って言われて、

ぽつぽつと授業に戻り始める人も出てきたから

私も授業戻らなきゃ、って思って深呼吸しようとした瞬間に過呼吸起こしたこと。

 

近くにいた先生が気づいてくれて、担任も

「大丈夫だからな、」って落ち着かせてくれた。

 

そのあと教室戻ったけど授業出る気になれなくて、スマホのLINEの履歴見てた。

だってこないだまでLINEしてたじゃんって。

 

やっと授業に戻ったのは授業も残り半分くらいになった頃。でも私含め同じクラスの子達、みんな心ここに在らずだったな。当たり前だけど。

 

今日は部活出なくていいから帰りなさいって

担任に言われて、でも帰る気にもなれなくて

友達とタリーズ入った。信じられなくて。

明日になればまた学校来るんじゃないかって。

 

でも、現実はそうもいかないよね。

翌日学校行ったら、彼の机に置かれてる花が目に入った。

嫌でも現実を見せられた。

親にも、「新聞のお悔やみ欄に載ってるね」って言われた。

 

信じたくない。信じたくない。

でも現実は容赦なく襲いかかってくる。

お通夜行くまでの2日くらい、ずっと現実と自分の気持ちに葛藤してた。

 

親にはただのクラスメイトっていう感じで話してたけど、私にとっては大事な人で。

それが片想いであっても、大事な人で。

 

だから学校では泣いてたし、授業も出れなくて保健室もよく行ってたけど家ではどうしても泣けなくて。

でも、泣けないってすごく辛くて。

 

そんな時に助けられたのが、

テゴマスの「夜は星をながめておくれ」だった。

家族が寝静まった深夜に、イヤホンつけてこれ聴いて声を殺して毎晩泣いてた。

これ聴いて、思いっきり涙流して、次の日も

なんとか学校行ってた。

 

歩道橋 階段を のぼる僕の背中を
好きなんて 言うのは 君しかいないだろう
僕の手に 頼るように いたずらをするように
歯をみせて 笑ってた 君がなつかしい あのころ

僕のことでキミが泣くなんて
そんなのおかしいよ そうだろ
僕はうれしいんだ だって今ここに
君がいる そのことが 本当に幸せなんだから

もしも僕が死んでしまっても
夜は星をながめておくれ
笑ってるだろう それが僕だよ
一緒に笑っておくれ
ほら ごらん 悲しくないだろ

海外に 行きたいと 二人でパスポートを
とったけど それだけで 満足したっけね
アフリカの サハラとか いつか一緒に行こう
そんなこと 話したね 笑いが溢れた あのころ

ひとりじゃ生きてゆけないなんて
そんなこといわないで そうだろ
キミには笑って未来をみてほしい
その笑顔 それだけで 本当に幸せなんだから

もしも僕が死んでしまっても
夜は星をながめておくれ
笑ってるだろう それが僕だよ
一緒に笑っておくれ
ほら ごらん 悲しくないだろ

道が途切れてしまうわけじゃない
キミに聴こえるように 道しるべを唄う

明日僕が死んでしまっても
泣かないで空見上げて
笑ってるだろう それが僕だよ
そうだよ ここにいる キミのそばに
もしも僕が死んでしまっても
夜は星をながめておくれ
笑ってるだろう それが僕だよ
一緒に笑っておくれ
ほら ごらん 悲しくないだろ

 

 

歩道橋登ったことはないけど、

彼の背中は好きだった。

手を取って歩いたこともないけど、

わたしは彼が大好きだった。片想いでも。

 

僕のことで君が泣くなんて

そんなのおかしいよ、って言われても

永遠に会えないのがつらくて、悲しくて。

 

未来なんて見れない、17歳にして好きな人を亡くして、今後恋愛なんてできないって思ってた。

でも、

 

君には笑って未来を見てほしい

その笑顔 それだけで ほんとうに幸せだから

 

って言われて、泣いてばっかりいるのも

心配かけちゃうかなって思うようになった。

だからお通夜では泣いちゃったけど、

お葬式で最後に顔みた時は

頑張って涙こぼれないようにして、彼の前では泣かないように頑張ったんだ。

あの頑張り、見ててくれたかな。

涙でぐっちゃぐちゃだって、ひどい顔してるって、思われてたかもな笑笑

 

きっと見えないだけで、49日の間はそばにいるんだろうなって思うようになったし、実際にお通夜の時に「コンクール頑張るからね、見に来てね」って心で言ったら本番の舞台袖で、ふと気配を感じたの。

気の所為だって言われちゃえばそれまでだけど、

見に来てくれたんだろうなって今でも思う。

まだ49日明けてなかったし。

 

でもちょっと心残りあるとするなら

文化祭で告白リベンジできなかったことかな。

今年こそ行けるって思ってたのに。笑笑

あと、ベース弾いてるの生で見たかった。

結構うまかったらしいよ。あと中学でバスケしてたみたいだからそれもね。あれ、なんかわたし結構欲張り。笑笑

 

あれから3年。

 

大学受験失敗するし、相変わらず男見る目はないし、あの時は手越くんが好きだったけど今では髙木さんとけんてぃーに全力で沼ってるよ。笑笑

あなたから見たわたしはどんな感じなのかな。

学生の暇さをフルに活かして全力でオタクしてるように見えてるんだろうな。笑笑

前ほど思い返すことは少なくなったけど

それでもあなたは私の心に今でも生きています。

きっと、みんなの心で生き続けてることでしょう。

そっちではどんな生活してるかな。

やっぱゲームしてるのかな、なんだかんだ優しい人だったから彼女もできちゃったりして笑笑

でも私、あなたと制服デートする夢まだまだ捨てきれてないから、何十年後にそっちに行くことがあったら絶対制服デートしてね。私との約束だよ?笑笑

 

みんなの心の中に、いつまでも生き続けてね。

あなたはいつまでも、私の大事な人です。

ありがとね。

 

 

 

 

 

 

普段のブログより長くなったな( ˙꒳​˙ )

3年ってね、ちょっと区切りがいい気がするから書いてみた。ちょっとすっきりした。