愛と王冠と野心とそれから、
クイーン・エリザベス、見てきました。
私の拙い語彙力でどこまでここに綴れるかは
わからないけど、それでもこれだけは残しておきたい。
去年の今頃。髙木さんと八乙女くんで薔薇と白鳥の舞台が始まる直前でした。
進学したてでFCにも入ってなく、泣く泣く諦めた薔薇と白鳥。この雪辱を晴らしに来たと言っても過言ではないクイーン・エリザベス。
情報解禁された時はマジで過呼吸起こしかけました笑笑
髙木さんの演技が見れるならいつでもいい、例え平日でも行ってやるという執念が功を奏したのでしょうか、5月7日の火曜日、世間はド平日といった日の公演に行けることになりました。
ゼミはあったのでそれだけ出て、文字通り学校終わりに新幹線に飛び乗りました。
東京着いてやっと実感が湧いてきました。
これから自担の生演技を見ると。
席について思った以上に席が近いことにびびり、ドキドキしながら開演を待ちました。
劇場で初めて見る舞台がクイーン・エリザベスでよかった。わたしはほんとにそう思います。
大地真央さん、素晴らしかった。お綺麗でした。言葉に言い尽くせないの美しさでした。
王女エリザベスから女王エリザベスになっていく過程、凛とした強さを放つエリザベスに私も目を離せませんでした。
ネタバレにもなってしまいそうなので詳しくは伏せますが、エセックス伯の光と闇の演技がすごくすごかったです(ここに来て語彙力が)。
2幕が開けた直後はあんなに天真爛漫な笑顔を振りまいていたのに、クライマックスではあんなに悲しそうに、辛そうに泣き叫ぶなんて。
その姿が、あまりにも痛々しくて。
愛を求める姿がとても辛くて。
私自身、クライマックスは辛くて辛くて舞台から目を背けてしまいました。
「あなたはもう頑張った、もう大丈夫だから、
だからもうそんなに悲痛に叫ぶのはやめて、!」
髙木さん演じるエセックス伯に本気でそう思ってしまうほど、彼の演技はもはや演技ではなく、エセックス伯が乗り移ったかのように、いいえ、髙木さん自身がエセックス伯のようにさえ感じさせました。
「私はあなたに愛されたかった」
この一言が突き刺さりました。
野心溢れる若きエセックス伯、エリザベス女王に認められたかったがために女王に背いてしまった。
全ては女王のためだった。
愛する女王のためだったのに、という悲痛な
叫びが胸を苦しくさせました。
自分で自分が分からなくなる、もう自分のことを殺して欲しい、といった本音をエリザベス女王に泣きながら訴えたのは彼の本心だったのでしょう。
2幕の前半と後半で打って変わって別人のような演技を見せた髙木さん。
ほんっとうに、素晴らしかった。
涙が出ました。ありがとう。
千秋楽前日に、また見に行きます。
二階席の最後列ですが、今回よりもパワーアップした演技を見せてくれることを心から楽しみにしています。